昭和11年2.26にちなみ

 あの忌まわしい事件に夜、今日のエピソードを一つ述べたいと思う。

 わたしは、天下の牛丼屋 芳野亭に行った。

 牛鋤鍋を食い、お茶の御代わりを所望したところ、

 持ってこないのである。

 待てど暮らせど の喩えどおり、私は、お茶も無く、市政広報を読んでいた。

 小谷橋 は、昔の写真はこうであり、今の写真はこうなるぞ、とお役所は言っている。

 さて、先の店員の人が前を通ったので、

 水でもいいから歯世頼む

 と言うと、早速水を持ってきた。


 良くわからない。

 渡しうぁ、水を飲みながら、更なる、読書をして

  余闇の道を帰って言った。

 このやろー